内縁関係にあった妻・夫の死亡慰謝料は請求できるのか?

日本では内縁関係にある夫婦の場合、事実上は婚姻関係にあるとみなされることもあれば法律上は夫婦ではないため認められないようなこともあります。
例えば、相続については、どんなに長年連れ添った内縁関係であっても相続人になることはできないため、様々なトラブルが起きているのですが、万が一内縁関係にあるパートナーが交通事故に遭ってしまった場合、婚姻関係にあるパートナーなら様々な慰謝料について請求できる権利があるのか、ないのかは多くの事故でも取り上げられています。

内縁関係者に請求権が全くないわけではない

例えば内縁の夫が交通事故に遭い亡くなってしまったといった場合には保険会社から支払われる損害金について基本的には法定相続人が受け取ることになっています。
しかし、内縁関係にあるパートナーが全く請求権を持っていないのかといえばそうではなく、内縁関係で生活をしている間、パートナーに生活をさせていてもらったのであれば、ここでのパートナーの逸失利益として一部を受け取る権利があります。
またその他にもパートナーが亡くなってしまったことによる心傷についても慰謝料の請求をすることができるのですが、このような請求に関しては、相続人に対してではなく、あくまでも加害者側に対して行うものとなります。
そのため会社が支払いに応じてくれなければ内縁関係にあっても事故による損害または慰謝料などを受け取ることができなくなってしまいます。
法律的に認められている立場ではないため、仕方がないとあきらめることができれば良いですが、長年連れ添っていた内縁関係などという場合にはそれなりに年齢を重ねていることも多く、その後の生活が不安になってしまうのは仕方がないことです。

大切な人を失ったからこそ弁護士に相談して徹底的に戦うべき

そこで頼りになるのが交通事故に詳しい弁護士となります。
これまでにもたくさんの事績そして経験を持っている弁護士であれば、このようなケースにもしっかりと対応してくれるため保険会社側との話し合い、もしくは裁判によって内縁関係にあった配偶者でも1部の慰謝料などを受け取ることができるようにしてくれる可能性が高くなります。

内縁の妻の場合には事故にあって、配偶者を失ってしまった際の慰謝料とそれまで生活を養ってもらっていた際の扶養請求権がありますので、このような部分をしっかりと請求していくようにしましょう。
内縁関係だからといって全くの請求権がないわけではありませんので覚えておくと良いです。
ただ、前述の通り保険会社から支払われてくる死亡保険金等に関しては明白な遺書や受取人になっている証拠などがない限り、内縁関係にあったパートナーが受け取ることはできません。
あくまでも前述の通り、それまで生活していた中での扶養請求権や事故によって夫を失ってしまったことによる心身的なダメージに関し慰謝料として受け取ることができるものになります。